大学の図書館なんて専門書ばかりなので、小説では、小林泰三の「AΩ」と泡坂妻夫の「生者と死者」しか借りたことがなかったんですけど、つい昨日、ちくま文庫のコーナー見たら、山田風太郎の明治シリーズが全部揃っていて思わず叫びそうになってしまいました。「明治断頭台」しか読んだこと無いんですよね。せっかくだから借りようかな、と思ったんですが、やはり買うべきかどうか悩みます。
 ちなみに泡坂妻夫の「生者と死者」は2冊あって、袋とじの奴と開いている奴なんですが、2冊とも借りました。うちの大学で初めて借りた人間が、寄贈されてから随分経っているのにも関わらず、僕だったのはちょっとショックでしたが、その分中身がきれいだったので得した気分になりました。
 あと、うちの図書館の小説コーナーには、どういうわけか蘇部の「長野・上越新幹線4時間30分の壁」だけがあったり、戸梶の「The Twelve Forces」だけがあったりと、誰がどういう基準で購入希望を出しているのか謎です・・・。高里椎奈の著作は殆どあるようなので、大学内にファンがいることは確実だと思うんですが。