「イイかね、君。もうすでにコノ時期まで来てしまったらね。内容の良し悪し、濃い薄いは置いておいてだね、如何に破綻が無いかが勝負になるのだよ。つまりネ、目的に対してチャント結論が導けているかが勝負なのだよ。『確かに、俺は内容について言えば足りないし、薄いし、ツッコまれたらどうしようもない』などと言ったところでしょうが無いではないか。そもそもがね、きみら程度で『新しい理論を提示した』などとノタマッタところでね、もう、すでにその領域については先人達が伐採し、開墾し、アスファルトを塗りたくり、整備に整備された道の上をね、ただメ○ラ滅法に歩いているに過ぎない白痴たる君たちがね、『これは新しい道だ!』などと叫んだところで鼻で笑われるに過ぎないのだよ。
 「そういうわけでだ、とにかくね、内容に破綻の無いこと、発表においては堂々とすること、質問に対しては理論的に説明できること、これだけアレばどうにかはなるものだよ。わかったかね? もうこれ以上、こちらも暇そうには見えるかもしれないが、色々と忙しい身分なのでね、手を煩わせないで欲しいという点が僕の唯一の望みなのだよ。それでは、とっとと自室へ帰りたまえ」
 「ウィ」