CANDY考

 冷静に考えて、鯨統一郎の「CANDY」は素面で読んだら怒るのは当たり前だろうという結論になったりならなかったり。
 これは、きっと何かでキメながら、大音量でビートルズの「アイ・アム・ザ・ウォルラス」やD-12の「パープル・ピル」等の明らかにキマってるORキマってることを歌う曲をガンガン聴きながら、「CANDY」を音読するとバッド・トリップ間違いなし、な一冊のような気がするかもしれません。ただの気のせいだと思いますが。
 どうであれ、持っているだけで爆発する、とか警察官に不審人物として職務質問を受ける、ということはありませんでしたので、どなた様でもお手軽に持ち運ぶことが可能であり、もしあなたが「サイババに会いたい」という願いをこめながらこの「CANDY」を読んだならば、インド人もビックリな大橋巨泉が突然現われて、「メジャーリーグを見なさい。メジャーリーグを」とあなたの今後の人生の指針を与えてくれるかもしれません。やった。