森奈津子西城秀樹のおかげです」読了。
生活に変化がないと、あっという間に時間すぎる。時間ばかり先に進んで何も成長していない自分に気付くと絶望的な気分になる。そんなときは、つい他人や環境の責任にして反省もせずに愚痴ばかり言いたがる。
西城秀樹のおかげです」はどれも馬鹿馬鹿しくてナンセンス。登場人物のあまりの能天気ぶりに笑っちゃう。だけど、どの登場人物もつらい過酷な現実をみんな自分に都合の良いように受けとめてしまう。
こんなに底抜けに能天気な話ばかり読んでいると自分の悩みが馬鹿馬鹿しく見えてくるから不思議。
「馬鹿になれ、とことん馬鹿になれ」(猪木)な一冊でした。