2003-11-12から1日間の記事一覧

浦賀和宏「記憶の果て」

浦賀和宏のメフィスト賞受賞のデビュー作。安藤直樹シリーズ第1作。 何となく素直になれない複雑な心境です。ムカツクけど好き、というか。青臭さが鼻につく、けどそれが良いというか。もうこれでお腹一杯、だけど続きが気になる、というか。やはりこの作者…

高橋克彦編「十の物語」

山田風太郎に都筑道夫に夢野久作など、名前を聞いただけで「これは読むしかないだろう!」と思わせる作家たちの恐い話を集めた短編集。 上記の作家の短編が読んだことが無いものばかりなので良かったのですが、兎にも角にも香山滋の「月ぞ悪魔」が素晴らしい…