2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧

いきなり長井秀和

会話する時に視線を逸らす奴は、お前のことをウザイと思っているか、何かお前に知られたくないことを隠している。間違いない。

浦賀和宏「記憶の果て」

浦賀和宏のメフィスト賞受賞のデビュー作。安藤直樹シリーズ第1作。 何となく素直になれない複雑な心境です。ムカツクけど好き、というか。青臭さが鼻につく、けどそれが良いというか。もうこれでお腹一杯、だけど続きが気になる、というか。やはりこの作者…

高橋克彦編「十の物語」

山田風太郎に都筑道夫に夢野久作など、名前を聞いただけで「これは読むしかないだろう!」と思わせる作家たちの恐い話を集めた短編集。 上記の作家の短編が読んだことが無いものばかりなので良かったのですが、兎にも角にも香山滋の「月ぞ悪魔」が素晴らしい…

全部古本

泡坂妻夫「死者の輪舞」講談社文庫 浦賀和宏「記憶の果て」講談社文庫 赤江爆「夜叉の舌」角川ホラー文庫 高橋克彦編「十の物語」角川ホラー文庫

森博嗣「黒猫の三角」

やはり森ミステリィは苦手だ。どうも個人的に合わない気がする。 本作だと、反則スレスレの場面があるが、その部分については他の有名な作品で前例があるけれども、(前例というか似たようなネタ)個人的にはやって欲しくなかった。メインでは無いから良いけ…

こんなスレがあるとは・・・。

http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1067763824/

森博嗣「黒猫の三角」

うへえなり

許してくれ鯨統一郎。 本屋へは行ったのだが、CANDYを買うことが出来なかった。 それは本屋に置いてなかったからであって、当然あれば即買っていた筈なんだ。 森博嗣の「黒猫の三角」を買うつもりなんて、本当はこれっぽっちも無かったんだ。 彼の本はあまり…

選挙へ行かねば

ついでに本屋へ行かねば そしてCANDYを買わねば

都筑道夫「ちみどろ砂絵」読み中。

なめくじ長屋の砂絵のセンセーシリーズ第一弾。 捕物ミステリって食わず嫌いなジャンルだったけど、結構面白い。英に美に司に泥(AにBにCにD)ですよ。関係ないけど、「なめくじに聞いてみろ」を売ってしまったんだよな。今思うとちょっと勿体無かった。20冊…

五輪予選 日本対韓国

飛ぶボール&狭いストライクゾーンで鍛えられている日本のピッチャーのレベルは想像以上に高いということが改めて確認できた試合でした。ていうか3試合やって1失点って・・・。誰が出てきても打たれる気がしないですし。後負けたら終わりという大会はペナン…

赤江爆「ポセイドン変幻」読み中。

古本屋の探偵小説物コーナーっぽい棚に赤江爆の本が沢山あったので、どういう作家なのか気になって一冊買ってみました。短編集のうち、まだ2編しか読んでませんが・・・濃厚というか濃密にエロいです。エロいといっても淫らというわけではなく「見てはいけな…

山田正紀「天正マクベス」

シェークスピアが日本に訪れており、マクベスや夏の世の夢といった戯曲が実は日本で起こったことを基に書かれていたという設定の伝奇ミステリ。 試みは凄いなー、と感心しながらも僕個人の意見ですが、今一つという印象が拭えなかったです。トリックもその時…

嘘をつくのは体によくないし、疲れるぜ。 と言うわけで次はリッパー師匠の番ですね。

山田悠介「リアル鬼ごっこ」

括目せよ! 山田悠介がミステリ界、いや文壇に革命を起こすのを! 乱歩の怪奇、久作の妖美、風太郎のエンターテイメント、泡坂のトリック、連城の文章力! それら全てを兼ね備え、凌駕し、奇跡的なバランスにおいて同時に成立させる腕力、筆力。独創的でSF読…

貫井徳郎講演会

思っていた以上に饒舌な方だったので中々楽しめました。 いい意味でプライドを持っているな、と言葉の端々から感じました。 「SFだと売れないからミステリって冠がしてある」 そういうモンですか。

「鷲尾三郎名作選 文殊の罠」河出文庫 「氷川瓏集」ちくま文庫 「猫の舌に釘を打て」都筑道夫 光文社文庫 待ち行列ばかり増えて、仕掛品が全く消化できない。 リードタイムは増える一方だ。 納期が無いのが救いだけど。